仕様と根拠
税率ごとに 1 回の端数処理
国税庁のインボイス Q&A 問57 は、適格請求書の消費税額等に 1 円未満の端数が生じる場合、一の適格請求書につき税率ごとに 1 回の端数処理を行うとしています。切上げ・切捨て・四捨五入のどれを使うかは任意です。商品ごとに消費税額を計算して端数処理し、その合計を消費税額として書くことは認められません。
税込の金額から税額を出す式
税込の対価の額から消費税額を求めるので、10% の対象額には 10/110、8% の対象額には 8/108 をかけます。Q&A の記載例では、10% 対象 60,000 円は 5,454 円、8% 対象 40,000 円は 2,962 円で、合計 8,416 円です。この道具は同じ式と端数処理で計算します。
見積書での使いどころ
見積書そのものは適格請求書ではありませんが、後で請求書を作るときの検算として同じ規則で消費税額を確認できます。明細ごとに端数処理して足した額も並べて示すので、1 円ずれる原因が分かります。
根拠にした仕様・資料
| 仕様・資料 | 確認日 | 使った箇所 |
|---|---|---|
| 国税庁 インボイス制度に関するQ&A 問57(適格請求書に記載する消費税額等の端数処理)【令和6年4月改訂】 | 2026年10月29日 | 税率ごとに 1 回の端数処理/商品ごとの端数処理は不可/方法は任意/記載例 10% 60,000 円→5,454 円・8% 40,000 円→2,962 円。式と規則は転載せず独自に実装 |
指摘の段階
- エラー: 仕様に反していて、正しく読めない・処理できない入力です。
- 警告: 読めるものの、仕様の推奨に反する・矛盾する・意図と違う結果になりやすい入力です。
- 情報: 誤りではありませんが、知っておくとよい扱い(読み飛ばした部分や解釈)です。
入力の扱い(送信しない仕組み)
処理はすべてお使いのブラウザの中で行います。処理の本体はこのサイトから配信する小さなスクリプト(/app.js)で、外部のサービスやライブラリを読み込みません。ページはブラウザに通信を禁止させる設定(Content-Security-Policy の connect-src)つきで配信しており、入力した内容がサーバーや第三者へ送られることはありません。ファイルを選んだ場合も、端末の中で読み込むだけです。
このツールでできないこと(制約)
- 税込の金額だけを扱います。税抜の明細から消費税額を出す計算、軽減税率と標準税率以外の税率には対応していません。
- 明細のマイナス(値引き)は合計に含めますが、値引きの扱いを含む適格返還請求書などの要件は判断しません。
- 適格請求書の記載事項(登録番号など)や、請求書の書式が要件を満たすかは検査しません。
ご利用にあたって
- この道具は検算用です。請求書の記載内容の最終確認は、ご自身または専門家が行ってください。
- 値引きや返品を含む場合は、税理士などに取り扱いを確認してください。